薪ストーブ 用語辞典 – さ行

【さーもめーたー】サーモメーター
ストーブ本体や煙突の表面温度を計り、火力調整などに利用する温度計のこと。マグネットで取り付けるタイプが一般的。赤外線を使って表面温度を計測する非接触式のデジタルモデルもある。
サーモメーター画像
【さいどろーでぃんぐどあ】サイドローディングドア
サイドドア。ストーブ本体の側面に設けられる薪を投入するための扉のこと。大きな前面扉を頻繁に開けずに済み、燃焼している薪が部屋側に転落する心配がないため使い勝手がいい。
サイドローディングドア画像
【しーりんぐふぁん】シーリングファン
天井に取り付ける電動式のファン(大きな扇風機のようなもの)のこと。薪ストーブから放出されて上昇し、上部にたまった暖かい空気を攪拌(かくはん)しながら部屋全体に行き渡らせる働きをする。熱がうまく循環することで、暖房効率は格段に向上。とくに天井が高かったり、吹き抜けのある部屋の場合、大きな効果が期待できる。
シーリングファン画像
【しがーたいぷ】シガータイプ
奥行きを大きく取った形状の薪ストーブ。炉内には長い薪を投入することができ、比較的背面の面積が小さいため後方に輻射熱が伝わりにくく、壁に大がかりな熱対策を必要としないのも利点のひとつ。小さい部屋に適している。クラシカルなイメージの個性的なスタイルでも根強い人気を得ている。
シガータイプ画像
【しゃねつばん】遮熱板
ヒートシールドと同意。
【しゅつりょく】出力
出力には運転の限界値を示した「最大出力」のほか、クリーンバーン機能時の「最小出力」、経済的な運転状態での「定格出力」の3つがあり、一般的に定格出力がもっとも現実的な値とされている。ただし、国やメーカーによって計測基準が異なるので、カタログデータでメーカー間の出力の比較を行うことはできない。数値はあくまでも目安と考えるべき。
【しょくばいほうしき】触媒方式
キャタリティックコンバスター方式ともいう。自動車の排出ガス浄化装置と同様の触媒を用いて、薪の燃焼で発生する有害物質を含んだ未燃焼ガスを無駄なく再燃焼させる仕組み。触媒効果によって、再燃焼に必要な温度を通常の約半分まで下げることが可能になっている。結果、薪の持つ熱エネルギーを100%近く引き出すとともに、環境負荷物質の排出や薪の消費も大幅に軽減している。
【しんぐるかん】シングル管
おもに室内用として使われる一重の煙突のこと。断熱性が低い反面、煙突からの熱放射が期待でき、二重煙突や断熱機能を有する煙突などと比較して安価である点が利点とされている。ただし、安全を確保するために、確かな素材を用い、精度の高い溶接などが行われている高品質な製品を選びたい。
【しんようじゅ】針葉樹
針のように細長い葉を持つ松や杉などの樹木のこと。とくに寒冷地に生育している樹種は、寒さによるダメージから身を守る目的で樹脂(脂=ヤニ)や揮発成分を含んでいるため、燃焼させると非常に高い温度で燃える。また、樹自体の比重が低いため燃え尽きるのも早い。使用する際は十分な温度管理が必要。
【すかもれっくす】スカモレックス
バッフルプレートや内装材など、炉内に用いられるセラミックス製の新素材。一般的な耐火レンガなどと比較して断熱性、蓄熱性ともに優れる。割れやすいのが欠点ながら、軽く、柔らかく、加工しやすいのが特徴で、比較的新しい機種で採用され始めている。
【すちーまー】スチーマー
薪ストーブ使用時の部屋の過剰な乾燥を抑えるための加湿器。器に水を入れ、ストーブの上で熱して蒸気を発生させる。琺瑯(ホウロウ)で仕上げた鋳鉄製のモダンなデザインのものが人気。乾燥させたハーブなども一緒に薫蒸させれば、加湿と香りの両方で心地よさが得られる。
スチーマー画像
【すとーぶぐろーぶ】ストーブグローブ
薪の補給や火力調節の際、手をヤケドの危険から守るためのグローブ。表皮にはおもに耐熱/耐火性に優れる牛皮が用いられ、薪などを握りやすいよう、しなやかに作られている。
【すとっくやーど】ストックヤード
薪棚(まきだな)ともいう。屋外で薪を保管しておくためのスペース。木枠の簡易なものが多く、個々のスペースに応じてオーナーが自作しているケースも目立つ。薪の乾燥を兼ねることもあり、雨水に濡らさないために屋根は必需。水たまりや湿気の対策として、地面から20~30㎝の高さが必要。
【せらみっくがらす】セラミックガラス
フロントドアに埋め込まれているガラスの1種類。強度に優れるほか、耐熱性がきわめていため、燃焼熱にさらされる扉ガラスに最適。炉内の気密を損なう熱による変形や、それに伴うガスケットの劣化を抑えることができる。ただし、高価格ゆえ、採用は一部の上級機種に限られている。
【そーぷすとーん】ソープストーン
石鹸石。鋳物の約2倍の蓄熱性(熱を蓄える性質)を持ち、薪ストーブの場合、火が落ちてからも長時間暖気を放出し続けるという格好の素材。躯体そのもののパネルに用いたり、鋳物または鋼板の外板の上にあしらったモデルがある。また、ひとつとして同じ模様がないデザイン上の魅力も大きい。